「心」と「からだ」のつながり
「心の栄養」は足りていますか?
たくさんの仲間と、泣いたり、笑ったり、怒ったり、寂しがったり、傷ついたり…。それが、「心の栄養」です。
一人遊びしかしていない子どもは、「心の栄養」が足りないまま、大人になっていきます。仲間と衝突することもないため、情緒をコントロールする必要がありません。集中や意思・感情をつかさどる前頭葉が未発達なままだと、「キレやすい」「対人関係がうまくいかない」「異性愛が育たない」などの障害が出てくるのです。
前頭葉は5~12歳で急激に発達しますが、この時期に、チームプレーや判断力を要求されるサッカーに取り組むことが、将来、子どもたちが自立するための基礎作りになります。
子どもたちに求められるもの
時代の流れと共に、子どもの遊びが、テレビ・DVD・コンピューターゲームなど、室内での遊びが多く、より少人数(同性・同年齢)になりました。子どもたちは遊びからたくさんのことを学びますが、ゲームなどの場合は、心やからだを育てるよりもパターンの習得が主で、社会性が要求されません。失敗してもリセットすることで、その重みを感じることなく繰り返されてしまいます。
時間・内容を大人がコントロールしなければならなくなった今、子どもたちには強制のない自由な遊びやスポーツが求められます。からだを動かすことや、人との関わりを経験することが、元気でたくましい子どもに育っていくばかりでなく、社会性や協調性を身につけることにもつながります。
子どもたちの発育と発達
まだまだ幼い子どもたちでも、からだ・神経・精神の発達はすでに始まっています。特に、幼児から小学校低学年は、たくさんの動作を身につける重要な時期です。
動作の習得は、脳の神経系でコントロールされます。神経細胞は枝のように分かれながら伸びていきます。赤ちゃんの神経細胞はまだ配線がない状態ですが、様々な運動をして刺激を与えることでどんどん枝分かれし、複雑な回路となっていくのです。
幼い頃からたくさんの運動を経験し、神経細胞にたくさんの枝ができれば、色々なスポーツに対応できるようになります。様々な動作が含まれているサッカーは、スポーツの土台作りには最適なスポーツです。